新卒金融くんのつぶやき

新卒で金融機関に入った僕が、日々思ったことをつぶやきます。主に就活と仕事のことがメインです。職業柄、お金のあれこれもつぶやきます。

就活における「自己分析」の位置付け

注:今日はかなり過激なこと書きます。

 

もちろん、これが一般論だと思っていませんし、様々な自己分析の手法を

否定するわけでもありません。

 

こういう考えもあるんだな〜〜って流してください!

今日はネタ記事です!

 

決して真似してはいけませんよ!!

 

自己分析って、難しいよね...

自己分析って難しいです。

去年就活支援をしていた時、21卒の子達に必ず聞かれた質問が

 

「自己分析ってどうやってやればいいですか?」

 

です。

 

そう、彼らはまるで、「就活を始めたらまずは自己分析!」

と、何の疑いもなく自己分析を始めています。

 

さらに、周りのメディアや大人たちも煽り始めます。

「自己分析、大丈夫?」

「サマーインターンは自己分析が全て!」

 

これを受けた就活生は、「自己分析...できてない!やばい!」

となりますよね。だから、不安に思って私に質問を投げかけてきます。

 

私は、この

「自己分析は、サマーまでに終わらせないといけない!」

「自己分析完璧にしないとサマー受からないよ!」

 

という風潮が大嫌いです。クソです。

何が嫌いかって、

①就活生にとって自己分析は手段であるのに、目的だと錯覚させる

②あたかも自己分析ができていないと選考のスタートラインにすら立ててない

 

と勘違いさせるからです。

 

自己分析って何のためにやるの?

自己分析をやる目的って何でしょうか?

主に

 

①選考に受かるため

→自己分析ができていると、面接でスムーズに受け答えができて受かりやすくなる?

 

②自分のことを知って、自分に合った仕事を見つける

 

だと思います。

 

多くの人は、自己分析は②のためにやるんだ!と思っています。

 

私は、そうは思いません。

圧倒的に、①の方が大事です。

 

なぜなら、

 

「選考を突破しないと入りたい企業に入れない」からです。

 

いくら自己分析をして、この企業に私は合っている!入りたい!となっても

 

面接の前のグルディスやwebテストで落ちてしまっては意味ありませんよね?

 

そう、自己分析は面接を突破するためにやればいいんですよ。

もしあなたが、「哲学者になりたい!」 んだったら延々と自己分析して

自己とは何か?について考えればいいと思います。

 

そう、自己分析は、そんなにガチってやらなくても、最小限で済んじゃうんです。

 

そしてさらに、

「たかだか1ヶ月そこらで自分のことなんてわからない」

 

です。

 

また過激なことを言いますが、就活は「敗者復活戦」です。

今まで夢が明確でなかった人にとって最後のチャンスなのです。

 

もし「プロ野球選手になりたい!」という目標があれば就活なんてしてません。

「プロの音楽家になりたい!」という目標があれば就活なんてしません。

 

一部の人を除いて、多くの人は

 

「まぁ、何となく敷かれたレールに乗ってここまできたけど、みんな就活やってるし就活してみるか〜!」って感じじゃないでしょうか?

(私もその1人でした)

 

そんな人が、たかだか1ヶ月自分のことを分析したことで、本当の自分は

見えてくるのでしょうか?

 

見えてくるわけありません。

社会で働いたこともないので、自分がやりたいことが本当に実現できるのかもわかりません。

 

そんな付け焼刃で仕上げた「あくまで仮定の」自分というものをひっさげて

 

①俺はこんな人だ!(多分...)

②俺はこんなことがしたいから、こんな職業が向いているはずだ!

 

と意気揚々と業界を絞ったりするわけです。

 

それ、間違っていたら怖くないですか?

 

私はそれがとても怖っかたです。

そして、自己分析に時間を割く時間はほとんどありませんでした。

資格勉強、ESの作成、グルディスの練習、面接練習、webテストの対策...

さらには授業、ゼミ、アルバイト...

 

いくら時間があっても足りません。

 

そうすると、優先順位をつけなきゃいけないわけですが、

なぜか「自己分析」が一丁目一番地にやるべきこと!、と考える人の多い事やら。

 

そして、GDの練習もwebテストの対策もろくにできず、自己分析をした努力を発揮するまでもなく足切りを食らったりします。

 

非常にもったいないです。自己分析は最低限に留めて、ESを作成する時間に残りを充てた方がいいと思います。

 

自己分析って、英単語みたいだよね

前にも述べたように、自己分析をする目的は「面接を突破して内定を得る事」

が大きなウエイトを占めています。

 

これ、実は英単語と同じなんですね。

英単語を勉強する目的は、英語のテストで高得点を取るため、ですよね。

 

英語を勉強したことがある人ならわかると思います。

思い出してみてください。

 

単語を覚えるのに辞書のA〜Zまで全部記憶しましたか?

英単語の勉強しかせず、英語の試験に臨みましたか?

 

そんなことはないと思います。

でも実際問題、就活ではそういうことをしている人がいるのです。

 

「幼少期の頃から体験を全部洗い出して...」

極端な話、辞書のA〜Zまで記憶することと変わりません。

 

じゃあ、どうやって英単語を勉強したか。

それは「単語帳を使ってやった」という人が多いのではないでしょうか。

 

単語帳って、どういうチョイスで単語が選ばれているのか知ってますよね?

 

「試験に出る順」です。

 

自己分析も同じです。

 

面接で聞かれることを中心に自己分析をしていけば良いのです。

じゃあ、どうやって面接で聞かれることを知るのか、

 

それは、「面接の経験」です。

私は、夏はとにかく面接の回数をこなすことに注力しました。

すると、10回目を超えたくらいから、

 

「あれ?これいっつも聞かれるな?」

 

って思うようになりました。最終的には本選考にもなると、

 

「もう何も意識しなくても流れるように口から出てくる」

「ここで〇〇をあえて言わなければ食いつくだろ?...お!やっぱり食いついたww」

 

くらいのレベルになります。これは才能ではありません。慣れです。

 

しかし、なんの準備もせずに面接に臨むのは自殺行為です。

英単語も、さすがにitとかyouとか知らなかったら話にならないのと同じです。

最低限、準備しておくことはあります。

 

それは、みなさんがご存知の

 

ガクチカ

②自己PR

 

です。

この二つをまずは徹底的に分析してください。

志望理由は、興味を持ったきっかけで良いです。

本選考ばりの優れた志望理由はいりません。

(外銀や外資コンサル等、夏が主戦場なものを除く)

 

逆に言えば、この二つさえしっかり完成してあれば、

あとは面接でうまく受け答えできなかった箇所を分析していくわけです。

 

自己分析→面接、の順ではなく、面接→自己分析の順番でした。

面接が終わったら必ずノートに振り返り、

「受けが良かったエピソード、話の持って行き方」

「うまく受け答えできなかったこと」

 

を必ず記していました。

そして、うまく答えられなかった質問を、徹底的に分析して、過去の経験なかったっけ?自分ってどういう性格だっけ?と自己分析していました。

 

めちゃくちゃ効率的です。

 

なんで自己分析やめちゃうの?

 

もう一つ、私が心配していることは、

「夏に自己分析をやりきってしまった結果、それ以降ろくに自己分析をしなくなる」

 

ことです。

 

自己分析は、夏にドカーーン!その後さっぱり、ではなく

夏にちょっぴり、秋にちょっぴり、冬にちょっぴり、と常にコツコツ、アップデートしていくものだと考えています。

 

インターンを通して見えてきたこと、社会人と話すことで見えてきたこと、面接を通して見えてきたこと、就活仲間と話して見えてきたこと、

 

就活を通して、色々なことに気づきます。

その度に、その気づきをしっかり記憶し、自己をアップデートしていくべきです。

 

ポケモンで、最初の草むらでレベル100にしないといけないでしょうか?

それは時間の無駄ですよね?

 

ポケモンが旅を通して強くなっていくように、最初はへっぽこでも

本選考の前になると見違えるようになります。

 

これは、就活を早く始めた者の特権です。

今このブログを見てくれている人は、自信に思ってください。

 

焦る必要はありません。

自己分析ができていないからといって、サマーに受からないことはありません。

 

就活、自分は本当に大丈夫だろうか?

大丈夫です。最初はレベル5のピカチュウでも、本選考前にはレベル99のライチュウ

なっています。

 

そのためにも、たくさん面接をこなしてください。

たくさんの企業に足を運び、自己をアップデートしてください。

 

自己分析は最小限に済ませ、旅に出ましょう!

 

結局何が言いたかったのか

 

長くなりましたが、私が伝えたかったことは、

 

①自己分析ができていない!と悩むな!

②面接の経験を積め!

③自分を過小評価するな!絶対うまくいく!

④自己分析は夏にやって終わりじゃないよ!

ガクチカと自己PR(できれば軽い志望動機も)深堀りしようね!

 

ということです。

 

最後に、色々とこれまで書いてきましたが、

 

何からやったらいいかわからない時は、何からやっても正解です。

悩む前に行動しましょう!

 

それではまた!

 

(今回の記事を読んで、私のことは嫌いになっても就活のことは嫌いにならないでね!)